ネット接続型家電の企画・開発を手掛ける株式会社Cerevoは、既存のUSBキーボードをiPhone/iPadやAndroidタブレットで利用できるようにするデバイス「EneBRICK」を開発しました。EneBRICKは本日よりCerevoが運営するWebプラットフォーム「Cerevo DASH」上でクラウドファンディングの仕組みを用い、製品発売に向けて支援者からの支援を募ります。
商品Webページ
http://dash.cerevo.com/projects/9/
■製品概要
EneBRICKは、既存のUSBキーボードをiPhone/iPadやAndroidタブレットで利用できるようにするデバイスです。EneBRICKとタブレット端末間はBluetooth 2.0で通信します。また、6,000mAhのバッテリーを内蔵しており、普段はスマートフォン用外部バッテリーとして使うことができます。
本体はスライド機構になっており、5~10インチサイズのスマートフォンやタブレットを立て掛けて利用できます。本体上部の電源ボタンはBluetoothのペアリング機能を兼ねており、スマートフォンやタブレットとBluetoothでペアリングを行なうことで、任意のUSBキーボードで文字入力ができるようになります。
背面にはキーボードやスマートフォン接続用のUSBポート×2と充電用のMicro USBポート×1を搭載しており、スマートフォン用外部バッテリーとしてスマートフォンやタブレットを充電可能。キーボードを利用しながらの充電も可能です。バッテリー容量は6,000mAhで、USBキーボードへの給電に加え、一般的なバッテリー容量のスマートフォンであれば数回程度のフル充電が可能 となります(iPhone 5で2回のフル充電が可能、当社調べ)。
■開発の経緯
iPadやAndroidタブレットの普及により、プライベートだけでなくビジネスでもタブレットを活用する人が増えています。Webサイトを見たり、動画や音楽を楽しんだりという使い方であればタッチ操作でも十分便利ですが、メールを書いたり、仕事の報告書を作成したりと文字入力の頻度が高いビジネス用途では、タッチ操作よりもキーボード操作のほうが遥かに効率よく作業を進めることができます。
しかし、タブレットで多く利用されるBluetoothキーボードはUSBキーボードに比べると製品の種類が限られており、モバイル用途の製品ではキーボードが小さくて打ちにくいこともあります。PFUの「Happy Hacking Keyboard」や東プレの「Realforce」のように、人気のキーボードながら有線モデルしか発売されていないという製品も多く、Bluetoothキーボードは「好みのキーボードを自由に選べる」という環境には至っておりません。
EneBRICKは、こうしたキーボード好きのユーザーがタブレット端末でも快適に文字を入力したいという声に応えるため開発いたしました。EneBRICKを利用すれば、オフィスだけでなくカフェなど外出先でもお気に入りのキーボードでタブレットを使うことができます。
■開発状況
USBキーボードを接続してBluetoothでペアリングする、USBキーボードを接続してiPhone/iPadで動かすという基本部分は完成しており、3Dプリンターを作った試作筐体も作成済み。プロジェクト成立次第本格開発に着手し、2013年度末には製品の量産が完成する見込みです。
■支援概要
支援目標総額: 1,400,000円
支援内容
・500円: 製品のWebサイトに「Special Thanks」として名前を掲載
・9,999円: 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK1台(限定150口)
・11,800円: 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK1台(台数制限なし)
・19,000円: 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK2台(限定10口)
・45,000円:「Special Thanks」掲載およびEneBRICK5台(限定5口、代理店向けパッケージ)
※9,999円は早期支援向けの限定リターンです。内容は11,800円と同一です
■主な仕様
サイズ(mm): 約124×64×24mm(幅×高×厚、スライド閉じ時)
重量: 約180g以下(付属品含まず)
Bluetoothバージョン: 2.1+EDR
バッテリー容量: 6,000mAh
本体充電方法: Micro USB端子経由。充電用ケーブルでACアダプタまたはPCのUSBポートから充電
本体充電時間: 約9時間(5V/1.5Aの給電が可能なACアダプターを利用した場合)
対応機器: Bluetooth HIDプロファイル対応のホスト機器(スマートフォン、タブレット、PCなど)
※スペックはいずれも開発中の数値です
※利用するキーボードとタブレットの組み合わせによって、記号など一部キー入力がキー の刻印と異なる場合があります
【お詫びと訂正】
初出時、本体サイズを約251×64×24mmとしておりましたが、約124×64×24mm(スライド閉じ時)の誤りです。お詫びして訂正いたします。