Cerevo、スポーツ⽤品ブランド「XON」第6弾製品スキー板⽤センサーモジュール「SKI-1」を開発

2019年1月7日

Cerevo、スポーツ⽤品ブランド「XON」第6弾製品
スキー板⽤センサーモジュール「SKI-1」を開発

「SKI-1」搭載製品⽇本の伝統⼯芸技術を取り⼊れたスキー板ブランド
”Reine Deer”とコラボレーション

コネクテッド・ハードウェアの企画・開発、共同開発、スタートアップ⽀援を⾏なう株式会社Cerevoは、同社のスポーツ⽤品ブランド「XON(読み:エックスオン)」の新たなラインアップとして、各種センサーと通信モジュールを内蔵し、スマートフォンやクラウドとの連携機能を備えるスキー専⽤センサーモジュール「SKI-1(読み:スキーワン)」を開発しました。SKI-1は「XON」の6つ⽬の製品です。

Cerevoは今回、株式会社SnowSnow(本社 ⻑野県飯⽥市、代表 ⾼⽊ 美⾹) の⼿がける「⽇本の匠の技」を取り⼊れた⽊製スキー板などを販売する総合スキー⽤品ブランド「Reine Deer(レインディア)」へセンサーモジュールとして「SKI-1」を提供し、コラボレーションすると発表します。あわせてCerevoは、⽶国時間1⽉8⽇に開催されるCES 2019の⾃社ブースにおいてSKI-1、およびReine Deerのスキー板を展⽰、発売は来冬シーズンを予定しています。

XON SKI-1
https://ski1.cerevo.com/

SKI-1は、LTEモジュールと各種センサーを搭載したスキー板⽤センサーモジュールです。SKI-1は、スマートフォン等と連携することで、XONシリーズ第1弾「SNOW-1」と同様に記録したデータをリアルタイムにスマートフォンアプリ等で確認できます。グラフィカルに滑りの状態を可視化することで⾃分の滑⾛を振り返りができ、テクニックをより向上させることができます。

また、GPSとLTEモジュールを搭載し、万が⼀紛失した場合でもスキー板の位置情報を定期的に発信することで、現在位置を特定する機能があります。
Cerevoは2015年にXONシリーズ第1弾「SNOW-1」を市場投⼊しており、その「XON シリーズ」の新展開となる新たなウィンタースポーツとして、スキーを選択しました。その理由は、SNOW-1開発の⽬的であった、初⼼者から上級者までのすべてのスノーボーダーが上達するために必要な重⼼や荷重のかけ⽅、スノーボードのしなりなどの客観的な情報を、リアルタイムで計測、定量化、動画と組み合わせて可能な限りシンプルに可視化することへのニーズに⼿ごたえを感じられたことがあります。

また、ウィンタースポーツ専⾨メーカーであるSnowSnow社より「スキーでもこの技術を活かせないか」とお声がけいただいたことをきっかけに、同社とのコラボレーションモデルを開発することで、IoTを利⽤してスキー技術を向上させたいというユーザーニーズに広く応えることが可能であると考えました。

フランスの最⾼級スキー場のひとつ・クールシュベルでの Reine Deer スキー板。
右のスキーは⾦箔地に⾵神雷神、左は獅⼦の絵柄を蒔絵や螺鈿、漆の技術を⽤いて施している。
©2018 Reine Deer

株式会社SnowSnow・代表 ⾼⽊ 美⾹⽒は今回のコラボレーションについて以下のように話しています。
『東⽇本⼤震災が発⽣したとき、私は海外からそのショッキングなニュースを知り「何か被災地のためにできることはないか」と考えました。東北地⽅の優れた伝統⼯芸と出会い、ヨーロッパで広めようと活動を開始。世界共通のルールを持つ「スポーツ」は⽂化の違いを乗り越えるキーであると確信し、その後は私にとって愛着のあるスポーツ「スキー」を軸に、伝統⼯芸を⽤いたスキー板やスキーウェアなどを展開しています。

総合スキー⽤品ブランド「Reine Deer」のスキー板とCerevoの「SKI-1」との今回のコラボレーションは、⽇本が誇る伝統⼯芸の技術と、⽇本発の最新センシング IoT テクノロジーとが合体したアイテムです。世界中で⽂化の違いを⾶び越えて、胸を打つ伝統⼯芸と、動きを可視化するテクノロジーによって五感がフルに楽しめると同時に、ずっと⼼配でした盗難や紛失対策もできるアイテムだと、私⾃⾝とてもわくわくしています。』

 

製品仕様

Bluetooth 5(Low Energy)
インターネット接続 セルラーネットワーク(LTE)
搭載センサー 6軸センサー (加速度、⾓速度)、GPS、⾜部荷重センサー
防水性能 IPX4 相当
充電方法 Qiによる無線給電
設置方法 打合せによって決定
対応OS iOS、Android OS

 

出展情報

「CES 2019」 会期:2019年 1月8日~1月11日(米国時間)
「Cerevo USA LLC」出展場所: Sands Expo, 2階 Halls A-D – 434101
https://ces19.mapyourshow.com/7_0/floorplan/?hallID=X&selectedBooth=booth~44101&CFID=39505526&CFTOKEN=fc13cceaba76df15-968A8AFA-CBD2-E603-2801E4CC592F0166


 

株式会社Snow Snow と高木美香(たかぎ・みか)氏について
東京大学美術史学科卒業。Sotheby’s Institute(ロンドン)、Christie’s Education(パリ)にて学び、アジア人初となるサザビーズ・フランスの18世紀家具部門を担当。パリでオートクチュールブランドを経営後、東日本大震災後の復興支援の一環から一般社団法人国際芸術伝統工芸協会代表理事に就任。2016年、総合スキー用品会社「Snow Snow」を設立。2018年、長野県飯田市の新事業創出支援協議会「I-Port」の第一号認定を受け、エルメスやLVMHのような総合ラグジュアリーブランドを目指して、伝統工芸xスキーのブランド「Reine Deer(レインディア)」を展開。reinedeer.com

 

株式会社Cerevoについて
Cerevoは、“コネクテッド・ハードウェアで生活をもっと便利に・豊かにする”をコーポレートスローガンに掲げ、ネット接続型家電の企画・開発 を手掛ける新しいスタイルの家電メーカーです。
これまでにデジタルカメラだけでライブ配信可能な「LiveShellシリーズ」、ライブ配信機能を搭載したスイッチャー「LiveWedge」、スポーツ用品ブランド“XON”から走行データをリアルタイムに記録するバインディング「SNOW-1」、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇中と同様の自動変形機構を備えた「ドミネーター」などを開発・製造し、世界80カ国以上で販売しています。

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