今回のバージョン(Rev.3495)から搭載された主な機能は以下となります。
業務等特定の用途で利用する方にとって大きく利便性が向上しておりますので、ぜひご活用ください。
◇ローカルモード
LiveShell PROはUstreamやニコニコ生放送、YouTube Liveといったライブ配信サービスのほか、独自RTMPサーバーへの配信に対応しておりました。しかしながら、独自サーバを利用する際もDashboardとの通信をするため、インターネット接続が必要でした。
今回新たに搭載したローカルモードは、インターネットに接続することなくライブ配信が可能です。社内LANなど特定のLAN外に一切データが流れないため、秘匿性の高い映像も配信できます。大学の講義を別会場にむけ配信したり、店内における監視カメラ用途など、さまざまなシーンで活用いただけます。
◇RTSPサーバー機能
RTSP(Real Time Streaming Protocol)に対応したサーバー機能を新たに搭載しました。これはLiveShell PROがサーバーになるモードで、LiveShell PROと再生用端末のみで1対1※1の配信環境を構築することができます。
視聴する場合は、RTSP対応プレイヤー(ex. VLC Media Player等)でLiveShell PROに割り当てられたIPアドレスを入力するだけ。PCだけでなくiPhoneやAndroidからも視聴が可能です。また、ポートフォワードなどの機能を組み合わせることで、インターネット経由で視聴することもできます。
※1:同時接続数は最大3人までを推奨
◇Wirecast 4 ProのIPカメラとして動作するモード
Telestream社のライブ配信ソフト「Wirecast 4 Pro(以下Wirecast)」のIPカメラとしてLiveShell PROが利用できるようになりました。WirecastとLiveShell PROを組み合わせることで、LiveShell PROと接続したカメラの映像をWirecastで選択できるようになるため、ライブ配信の幅が広がります。
※本機能は映像のみの送出となります
◇インターネット経由操作APIの公開
LiveShell PROをインターネット経由で操作できる「Dashboard」の操作APIを公開しました。入力の切り替えやビットレート変更といったDashboardの操作がほぼすべてAPIを経由してリアルタイムに操作できます。
※アカウントの登録およびデバイス登録はAPI公開の対象外です