2016年9月1日
「IFA 2016」でスマート・スポーツブランド「XON」新モデルなど開発中の製品を展示
~外付けセンサを搭載、コンセプトを一新したカメラ「REC-1」など4製品~
コネクテッド・ハードウェアの企画・開発を手掛ける株式会社Cerevoは、ドイツ・ベルリンで開催する「IFA 2016」で、コンセプトを一新したスポーツ・ビジュアライズ・カメラ「REC-1」(読み:レック・ワン)」、スマート・サイクルデバイス「RIDE-1(読み:ライド・ワン)」、プロジェクタ搭載可変型ホームロボット「Tipron」など、現在開発中の製品を出展します。
REC-1
http://rec1.cerevo.com/
RIDE-1
http://ride1.cerevo.com/
Tipron
http://tipron.cerevo.com/
REC-1は、スマート・スポーツブランド「XON」シリーズのスポーツ・ビジュアライズ・カメラです。1年前のIFAで発表したスペックに加え、カメラとは別に取り付けできる外付けセンサ「LOG-1(読み:ログ・ワン)」を同梱、コンセプトを一新した新たなモデルとして展開します。センサで取得した情報を撮影した動画の上にオーバーレイ表示する機能を搭載し、カメラから離れた場所の動きを映像とあわせて記録することで、さまざまなスポーツシーンを数値と映像でビジュアライズできます。
RIDE-1は、自転車に取り付けてサイクリング時の各種データをセンシングする9軸センサ搭載のスマート・サイクルデバイスです。2016年3月にソフトバンクの「+Style」でクラウドファンディングを実施、目標達成には至らなかったものの支援者の要望などを踏まえて一定の市場があると判断、製品化することとなりました。
IFA 2016では上記製品に加え、RIDE-1相当のセンサを内蔵したロードバイク「ORBITREC(読み:オービトレック)」、プロジェクターを搭載した可変型のホームロボット「Tipron」を展示。いずれの製品も2016年秋以降に発売します。発売に関する詳細は製品ごと随時お知らせいたします。
展示製品概要
RIDE-1
9軸センサや温度、気圧、照度などの各種センサに加えてWi-Fi、GPS、ANT+を搭載したスマート・サイクルデバイスです。9軸センサで取得した環境データやサイクリングモーションの様子、GPSで取得した走行距離、走行ルートといった情報を、Bluetoothで連携したスマートフォンのアプリでリアルタイムに表示するテレメトリ機能を搭載。RIDE-1からアプリに送られたサイクリングの状況はスマートフォンの回線経由でデータを送りライブ共有することが可能、遠隔からモニタリングできます。
ANT+にも対応し、ANT+対応の心拍、ケイデンス、スピードセンサーのデータをRIDE-1に集約、ログとして蓄積できます※1。また、センサの値にあわせて自転車の設定を自動で調整するといった機能も今後アップデートで対応する予定です。
本体に蓄積されたログはWi-Fiを通じてXON独自のWebサービスへ保存することで、パソコンのブラウザやスマートフォン専用アプリから過去の走行ログを確認できます。また、複数のRIDE-1をグループとして登録するグルーピング機能を搭載。複数人でツーリングしている時の位置や情報などをインターネット経由でリアルタイムに共有し、スマートフォンアプリやブラウザから確認できます。
▼製品仕様(開発中のため、製品では仕様が異なる場合があります)
本体サイズ | W145×H23×D32mm |
重量 | 約75g |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n |
駆動時間 | 約15時間 |
Bluetooth | v4.1(BLE) |
ANT+ | 搭載 |
GPS | 搭載 |
センサ | 9軸センサ(加速度・角速度・地磁気)、温度、気圧、照度 |
対応アプリ | iOS 8.3+ (Android対応予定) |
充電 | Micro USB経由 |
付属 | Micro USB、バイクマウント S/M、マウント固定用ネジ×2 |
価格 | €299.00 ※2 |
RIDE-1相当のセンサを内蔵したロードバイク「ORBITREC」の製品の詳細は以前のニュースリリースをご参照ください。
ORBITREC
https://info-blog.cerevo.com/2016/01/05/1722/
REC-1
REC-1は、無線LAN対応のフルHDスポーツ・カメラです。カメラとは別に取り付け可能な外付けセンサ「LOG-1」を同梱、センサで取得した情報を撮影した動画の上にオーバーレイ出力することができます※3。
LOG-1は、さまざまな部位の“動き”を取得できる小型外付けセンサです。加速度や傾きに加えて温度や気圧といった情報が取得できます。IPX4相当の防水機能に加え、本体底面に三脚穴を備えており、同梱の取り付け具や市販のカメラ用取り付け具を使ってスポーツ用品への固定が可能。市販取り付けベルトや結束バンドで取り付けられるベルト締め用アダプタも同梱し、バイクや自動車のサスペンションだけでなく操作ペダルやスイッチ類に取り付けることが可能です。
また、同梱のマグネットを貼り付けることで、加速度センサだけでは取得が難しいスイッチ類のオンオフ情報や、タイヤなど回転体の回転数を取ることができます。本体のみでIPX4相当の防水機能を有するだけでなく、カメラを取り付けた状態で手袋のままバッテリを交換できる設計としています。
カメラの操作は電源、撮影スイッチのみとシンプル化を図り、撮影時は細かな設定やカスタマイズは専用のスマートフォンアプリから可能。無線LANを使ってアプリで映像をライブ再生する機能を搭載し、取り付け角度も簡単に確認できます。本体にはGPSを内蔵し、移動ルートを動画出力時にオーバーレイ表示することも可能です。
▼製品仕様(開発中のため、製品では仕様が異なる場合があります)
価格 | €299.00 ※2 |
▽カメラ
本体サイズ | W31×H37×D115mm |
重量 | 約101g |
動画記録画素数/フレームレート | 1080/60p |
動画圧縮方式 | H.264 |
画素数 | 約4メガピクセル |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n |
GPS | 搭載 |
録画メディア | microSD |
音声録音 | Stereo Microphone |
バッテリ | 交換式 |
映像出力 | Micro HDMI |
USB | Micro USB(充電/マスストレージ) |
防水性能 | IPX4程度の防水性能 |
▽センサ
本体サイズ | W40×H55×D12 mm |
重量 | 約28g |
センサ | 6軸センサ(加速度・角速度)、温度、気圧、磁気センサ |
パワー | CR2032 一次電池 |
USB | Micro USB(HID、専用アプリでデータ取込み) |
稼働時間 | 約7日 |
記録間隔 | 0.1秒/1.0秒 |
防水性能 | IPX4程度の防水性能 |
Tipron
プロジェクターを内蔵し、投影場所に全自動で移動するホームロボットです。プロジェクターは3mの距離で80インチの投影機能を備え、スマートフォンから本体をリモートで操作。プロジェクタ・ユニットは縦横左右に可変することで壁や天井など好きな位置に表示が可能です。
本体にスピーカーも内蔵し、本体のみで映像と音声の再生が可能。HDCP対応のHDMI端子も備え、パソコンやレコーダなどの映像を表示できるほか、Chromecastなどのワイヤレス映像伝送機器を活用することで、室内の好きな場所にインターネット配信される動画を投影して視聴することも可能です。
▼製品仕様(開発中のため、製品では仕様が異なる場合があります)
本体サイズ | W300×H400×D340mm (変形前)、 W300×H800×D330mm (変形後) |
重量 | 約9.5kg |
画面サイズ | 最大80インチ(3m時) |
映像入力端子 | HDMI(HDCP対応) |
映像調整 | 台形補正、オートフォーカス |
最大解像度 | HD (1280×720) |
最大輝度 | 250lm |
プロジェクター可動範囲 | 上下(Pitch軸)-35度/+90度、左右(Yaw軸)±90度、 回転方向(Roll軸)±90度 |
スピーカー | モノラル |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n |
アプリ | Android4.4+、iOS8.3+ |
接続端子 | USB |
バッテリ容量 | 5,900mAh(バッテリー1本あたり) |
充電時間 | 約2時間(バッテリー1本あたり)※4 ※5 |
駆動時間 | プロジェクション時 約1.5時間(バッテリー1本あたり)※6 |
搭載センサ | 深度センサ、IRセンサ、9軸センサ |
同梱物 | 本体、バッテリ1本、充電ステーション、ACアダプタ、電源ケーブル |
価格 | €2,499.00 ※2 |
※2:記載しているユーロ価格はすべてVAT(日本での消費税にあたる付加価値税。国により20%前後で設定される)込みの金額です。
※3:オーバーレイ表示には専用のパソコンアプリを使って動画を出力する必要があります。
※4:最大輝度設定時の満充電時間。
※5:バッテリは2本まで本体に搭載しての充電が可能です。
※6:同梱のACアダプタでの駆動も可能です。
出展情報
イベント名: IFA 2016
会期: 9月2日〜9月7日
出展場所: 7.2C Booth#101
出展場所の詳細は下記URLをご参照ください。
IFA Berlin – 2 – 7 September 2016
http://www.phileweb.com/ifa/
株式会社Cerevoについて
Cerevoは、“コネクテッド・ハードウェアで生活をもっと便利に・豊かにする”をコーポレートスローガンに掲げ、ネット接続型家電の企画・開発 を手掛ける新しいスタイルの家電メーカーです。
これまでにデジタルカメラだけでライブ配信可能な「LiveShellシリーズ」、ライブ配信機能を搭載したスイッチャー「LiveWedge」、スポー ツ用品ブランド“XON”から走行データをリアルタイムに記録するバインディング「SNOW-1」、9軸センサーとBluetooth4.0を搭載した IoT開発モジュール「BlueNinja」、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇中と同様の自動変形機構を備えた「ドミネーター」などを開発・製造し、世界50カ国以上で販売しています。
株式会社Cerevo
メディア関係者の方の問い合わせ窓口Email: press@cerevo.com
(製品に関するお問い合わせは support@cerevo.comまでご連絡ください)
公式twitter: http://twitter.com/cerevo/
コーポレートWeb: http://cerevo.com/